日本の伝統から生まれたシルクスクリーンプリント


 

オリジナルプリントタオルのプリント方法に「シルクスクリーンプリント」というものがあります。

 

タオルに限らず、何かを印刷すると言う作業には、まず印刷を施す素材(紙や生地)があり、そこにインクで印刷をしていくことになるのですが、どうやって素材にインクを乗せて行くのかというと、私たちが「版」と呼んでいる印刷の柄などが載っているものを作り、そこにインクを通すところと通さないところを設けておくことで、生地に図柄をプリントしていくというものです。

 

シルクスクリーンというのは、元々シルク(絹)を素材にした版を使用するため、こういう呼ばれ方をしていますが、現在ではシルクでは耐久性に問題があるため、ナイロンなどが使用されることが増えてきました。

 

このシルクスクリーン印刷ですが、元々はイギリス人技師が日本の友禅染・型染の型紙からヒントを得て、絹を使った版を作ったのが始まりと言われています。

 

日本の伝統工芸である友禅染・型染が、今世界的に使用されるシルクスクリーンプリントのルーツであるということは、われわれ日本人にとっては嬉しいことだと思います。
ちなみに私は、絶対海外からの輸入だと思っていました・・・。

 

さて、そんなシルクスクリーン印刷ですが、どういった利点があるのかというと、色々な物に印刷できるということが最大の特長になります。

 

スタンプのようにインクのついた版で押しつけるのではなく、インクを版越しに吹き付けるわけですから、対象物が平面でなくても印刷が可能です。
そのため、タオルのような素材であってもきちんとインクを載せることが出来るわけなんですね。
また、同じ版を複数枚用意することで、「この版にはこの色」といった印刷方法が可能となり、多色刷りにも強いという面を持ち合わせています。
そのため、オリジナルプリントタオルの製作には欠かせない工法の一つにもなっています。

 

またいわゆる凸版や凹版などのように、ベタっと版を押しつけてプリントする工法のように図柄が
反転するという心配がないため、版作りの際に反転を意識せずに作ることが出来ると言うメリットも持っています。

 

タオルとは関係がないですが、シルクスクリーンを有名にした芸術家にアンディ・ウォーホールが
います。彼の名前は知らなくてもその作品は一度は見たことがあるという人はかなりいらっしゃる
ことでしょう。

 

ウォーホール以降、シルクスクリーンは芸術の世界でも認知されるようになりました。
それも元はといえば日本の伝統技術なんだと思うと、少し誇らしく感じてしまいますよね。


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