オリジナル手ぬぐい制作 神野織物「和」日記

神野織物代表 神野哲郎のオリジナル手ぬぐいについて綴るブログ

注染の手ぬぐいの染工場の製作環境と手ぬぐいの糊付けの工程動画


本染め手ぬぐい

 

染工場の環境 特に悪いです。
チョット前なら3Kって言われていた職場です。

危険
汚い
きつい

危険はそんなにでもありませんが、好きでは無ければ出来ない職業です。

それは、水を沢山使う仕事だからです。

夏場はいいように思いますが 水を使うだけで、暑さは避けられずクーラーを使うことができません。

何故かというと、手ぬぐいの防染につかう糊が乾燥するからなのです。

乾燥すると糊が必要以上に固くなったりしてうまく防染で来ません。

それも染色ですので、手は黒くなるし・・・・・

冬場は冬場でこの手ぬぐいを洗う水のせいで寒く 豆腐屋さん並みに水の中に手を入れて出来上がった手ぬぐいを洗う作業をしますので、ゴム手袋をしているというもののとっても辛い仕事となります。

それに1日中たってする仕事がほとんどで 座ってする作業は、手ぬぐいを整理してはさみを入れる時くらい。

こんな劣悪な環境で職人さんたちはあの素晴らしく綺麗な手ぬぐいを作ってくれます。

実際の糊付からの工程を動画で見てもらったら解りますが、こんな状態の手ぬぐいがこんなに綺麗になるなんて!って感動モノです。

こんな染料からこんな綺麗な手ぬぐいが!

この技術ホント凄いとおもいます。

絶対なくしてはならない日本固有の技術です。