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寿司屋の修行

神野哲郎
オリジナルタオル オリジナル手ぬぐいの神野織物CEO

from 神野哲郎
吹田1Fの事務所から

 

 

堀江貴文さんがネット上で
「寿司屋の修行は馬鹿げている」
てなことを言ってたことがありました。

 

 

「うまい寿司を握る技術を身につけるには、辛い修行はいらないん違うの? ってか センスでしょ」
って言っていたと思います。

 

 

その通りやと思います。
創業者的にはこれでええのです。

 

 

まあ、ぶっちゃけ言ってしまうと、回転寿司とかだと職人よりもバイトの方が多いにも関わらず それはそれで顧客満足度は悪くないわけやし、アリっちゃアリやと思います。

 

 

これだけ世の中が進歩してきたら、素材や味付けや技術を分析できるし、寿司握り機だって出来てしまうのです。
職人だって学校とかもあって それこそ数ヶ月で「はい、職人です」となっちゃいます。

 

 

時代の流れということでは これは当然です。
だって金儲け 商売ですもんね♪

 

 

しかし!!!
これも 長く続かないのです。。。

 

 

100円寿司や牛丼屋のように、価格競争で頑張るしか無くなります。
「どこで食べてもあんまり変わらんやん・・・」
ってみんな頭のなかでは思うようになるからで どこの店でも集客に必死です。

 

 

ねっ、こんな流れで 初めは良かった業態でもだんだん
「こんなもんかいな」って何年もしたら思われるように成るのです。

 

 

そして、機械化がどんどん進み何十年と経ったあと 寿司屋は機械が握るのが当たり前の社会に成ったとします。 

 

 

すると・・・・インターネットも機械が解らないおじさんが、
「私は、こんな感じで手作りで作っています・・・」
みたいな事を言い出すのです。 すると、

 

 

「お~~コッチのほうがうまいやん」
って、機械寿司が当たり前の世代に注目されて商売繁盛!
結局は、歴史は繰り返されるのです。 

 

 

だから、この流れに逆らってするってのは面白いと思うのです。

 

 

今の時代、メールじゃなくてはがき、電話じゃなくて戸別訪問・・
これエエと思いません?

 

 

どうです?

 

 

PS タオル手ぬぐいの職人の世界でも同じです。
高級な今治タオルや職人が手作りで作る本染め(注染)の手ぬぐい
これらは、機械効率を考えると作れない製品です。

手にとって見て初めて分かる良さを体験してください。
フリーダイヤル 0120-941-011

 

 

 

 

 

百人一首と手ぬぐい

神野哲郎from 神野哲郎

 

 

「これ面白いから読んでみて」そう言われて本を貸してもらいました。

 

 

本と言っても漫画の単行本。いわゆるコミックスというやつですか。
しかも少女漫画です(笑)

 

 

その漫画のタイトルは「ちはやふる」。
なんでもアニメにまでなって結構人気だとか。
「とにかく感動するから」ということだったので 
そんなに興味はなかったのですが、まあせっかく借りたのだから
ヒマつぶしに読んでみようと いうことで読み始めてみたら・・・・

 

 

もう面白いのなんのって!とにかく感動してしまって思わず
目頭が熱くなることもしばしば。
この漫画、舞台設定は高校のかるた部。いわゆる百人一首の競技を
通して努力とか友情が描かれています。
まあ文化部のスポ根モノみたいな感じですね。

 

 

その昔「巨人の星」とかを見て育った世代にとっては、
この熱い青春物はやはりジンときます。
それにしてもこの漫画でも書かれているのですが、
競技かるたの世界はスポーツと同じ。
いや、格闘技といってもいいくらい迫力があります。

 

 

そういえば昔テレビで「クイーン位(女流名人)決定戦」
の模様をみたことがありましたが、
まさにスポーツですし、競技者はトップアスリートでした。

 

 

実はこの漫画を通して、百人一首や競技かるたの世界を知った人は
多いらしくって、競技人口が増えているのだそうです。
こういった日本の伝統的な文化に光が当たるのは、
手ぬぐいや風呂敷を扱っている者としても とても喜ばしいことです。

 

 

「ちはやふる」の中では時折和服の話題が出てきます。
(部員の一人が和服屋の娘なので)

 

 

和服は「動きやすい」とか「背筋がシャンとする」
といったことが書かれていて、普段和服を着ない人にとっては
新鮮な感じがするのではないでしょうか?

 

 

競技人口の増加と共に、和服への関心も高くなっていることと
思いますが、こういった所から日頃ハンカチではなく手ぬぐいを、
バッグではなく風呂敷をというところに目を向ける人も
生まれてくると思います。

 

 

実際、「ちはやふる」の関連グッズとして、
オリジナルプリントの手ぬぐいやオリジナルの帯どめなどが
販売されています。
今日本が世界に誇るカルチャーでもある漫画・アニメが、
日本古来の伝統文化を復活させているのもちょっと嬉しい気がしますね。

 

PS
オリジナルで手ぬぐいを作ってみようと思ったら・・・
こちらのフリーダイヤル(0120-941-011)かメールで
お問い合わせください。
PS1
デザインによって価格が変わってくるのが本染め手ぬぐいです。
まず最初に聞いて下さい。

本染め手ぬぐいの色の染まり具合の注意点と注染の型についての話

 

 

本染めで手ぬぐいを作る場合 プリントとの決定的な違いはデザインの出方が違います。

 

 

プリントの場合は生地にインクを付けてデザインを表現しますのである程度の細い線でも出すことは可能です。

本染めの場合はインクを注いで染めていきますので やはりムラになりやすいです。生地の性質も絡んでくるのでしょうが綺麗に染まっているところもありますがベタで染めた場合でも、ムラに染まるところも出てきます。

 

 

また、一番注意せねばならない点は、色が指定通りに出来上がってこない・・・点です。

 

 

お客様からは「DIC」や「PANTONE」でご指定を頂いたり、色生地のサンプルを頂いたりして その色に近づけよう染料を調合して作成に取り掛かりますが、全く同じ色に作成することは出来ません。全く違う色に出来上がることはありませんが全く同じ色に仕上がることはありません。

 

リピートの場合も同様で「前回と同じ色でお願いします!」と言われても、全く同じ色にもならないのです。

これは作るときの湿度や生地の具合など・・・いろいろな要素がからんでいるので一概にいえませんが間違いなく若干色が変わっています。例えば100枚でご注文いただいても一度に100枚を染めるのでは無く 30枚ごとを一度に染めますので それぞれ若干色が変わったりもするのです。

 

また、染まり具合によってカスレたり 刺さったり 滲んだりすることも多くあります。これは極端な例ですがこんな感じのものもできてきたりします。

 

 

 

 

悪いことばかりお伝えしていますが、本染め・注染の良さとして許せる範囲内と思います。

この辺り手作りの温かみということでご理解ください。

 

 

あと本染めを作るときの注意点ですが、型の問題があります。型は、約2ミリ角の網戸みたいな紗のシートを カットして柄を出すようにします。この型を作るのも手作業となりますので細かいデザインや 細い線は難しく 価格も非常に高くなります。

2ミリの網戸みたいな紗の上にシートを貼り付けて型としますので 2ミリ以下の線幅やデザインのものは表現できないのです。この辺りを注意いただきデザインを作って欲しいのです。

 

 

最後に取り扱いについての注意点です。

 

 

最近の洗剤は漂白剤入りの洗剤が多くなっています。これが問題で、明るい色の染料はやはり落ちやすくなっています。また、色落ちが心配なため ドライクリーニングや乾燥機の使用はやめて欲しいのです。濡れたまま放っておくのも厳禁です。

と・・・色々と 面倒なことをお伝えしていますが・・・ 実は私 10っヶ月同じ手ぬぐいを何の気にもせず普通の洗濯石鹸をつかって乾燥機も通して使っています。いかがでしょう?染める色にもよりますが結構色落ちせず使えるものですね♪

 

注染の手ぬぐいの染工場の製作環境と手ぬぐいの糊付けの工程動画

本染め手ぬぐい

 

染工場の環境 特に悪いです。
チョット前なら3Kって言われていた職場です。

危険
汚い
きつい

危険はそんなにでもありませんが、好きでは無ければ出来ない職業です。

それは、水を沢山使う仕事だからです。

夏場はいいように思いますが 水を使うだけで、暑さは避けられずクーラーを使うことができません。

何故かというと、手ぬぐいの防染につかう糊が乾燥するからなのです。

乾燥すると糊が必要以上に固くなったりしてうまく防染で来ません。

それも染色ですので、手は黒くなるし・・・・・

冬場は冬場でこの手ぬぐいを洗う水のせいで寒く 豆腐屋さん並みに水の中に手を入れて出来上がった手ぬぐいを洗う作業をしますので、ゴム手袋をしているというもののとっても辛い仕事となります。

それに1日中たってする仕事がほとんどで 座ってする作業は、手ぬぐいを整理してはさみを入れる時くらい。

こんな劣悪な環境で職人さんたちはあの素晴らしく綺麗な手ぬぐいを作ってくれます。

実際の糊付からの工程を動画で見てもらったら解りますが、こんな状態の手ぬぐいがこんなに綺麗になるなんて!って感動モノです。

こんな染料からこんな綺麗な手ぬぐいが!

この技術ホント凄いとおもいます。

絶対なくしてはならない日本固有の技術です。

 

昔ながらの注染の手ぬぐいを染めている工場の数

えっ!そんな少ないの?

手ぬぐいを作っている工場の数って何件くらいあるって思います?

実は・・・組合に入っていない工場もありますから正確には解りませんが全国でも50件も無いって言われています。

昭 和初期、タオルのなかった時には手ぬぐいが主流でお風呂に入る時や上がってからも手ぬぐいを使っていましたが 30年代になりタオルが入ってくるとこのフカフカ感が喜ばれ手ぬぐいに取って代わってしまいました。

使い心地や触った感じはタオルの方があたたかみがある ことから普及しましたが、日本古来の伝統や作法を重んじる剣道や踊り 茶道では手ぬぐいは使われています。

しかし・・・この手ぬぐい 後継者問題で大変なことになっています。工場はほとんど高齢者が染めや糊付を行い若い人がやっている工場はほんのひとにぎり・・将来的にはホント数件になってしまうと思います。

日本の伝統である注染、本染は中国でもやっていません。いや出来ません。

何処にも真似できない手法 それも手ぬぐいは肌さわりもよく使いやすい。ドンドン使って宣伝していきます。

 

本染め手ぬぐいの乾燥の工程の解説とその動画

今度は乾燥しなければなりません。

先日紹介したこの洗いの工程・・・生地についた糊をきれい に洗い落とす工程ですがホント水をたくさん使います。

ここで洗ったあと大きな脱水機であらかたの水分を落として乾燥へと移ります。

スクリーンのプリントの 場合では溶剤を使うこともあって強制的に温風で乾かしますが本染めの場合はシンナー系の溶剤も使いませんのでそのまま乾かします。

これが乾燥しているところです。

 

手ぬぐいの乾燥

その他の注染手ぬぐい製作工程の動画は本染め手ぬぐいのページをご覧ください。

一般的な染工場ではこのように天井から垂らして乾燥します。天井は高く高所恐怖症の私は無理ですが・・・職人さんたちは天井にかけた柱に一枚づつ垂らして乾かします。

こ の時 天気が良いとすぐ乾くのですが 雨だとなかなか乾きにくく・・・納期は天候に左右されます。

このあと 半乾きの状態で整理の工程に入ります。ここではシワを無くすために生地を伸ばして一枚づつカットしていきます。

なので半乾きじゃないとシワが伸びないのです。

ホント手作りですね。

 

中国では作れない職人の経験と技術が肝になる注染手ぬぐい

日本の技術を海外に持って行って安く生産する・・・。

 

そんな風潮がここ何年って続いています。タオル業界だけでなくどの業界でも中国を意識した生産を考えていますよね。

 

で もこの本染め・・注染ですが、中国のように大量に同じ物を生産して販売する形態には向きません。

注染の 繊細な色あわせも凄いところです。

その時の外気温度や湿度染料を溶く時の水温によっても色の発色が変わります。

これを職人さんの経験で色を付けていきま す。機械が勝手に染色するのではありません。

 

経験が必要なのです。

 

なので同じ物を大量生産は出来ません。

別の言い方をしますと沢山注文したからって工業製品のように価格が下がるわけではありません。

逆に別の仕事が出来なくなるって理由で断られることもあるくらいです(笑)

このように経験が必要になりますので 一人前の職人になるには時間が必要です。

 

それと中国で製造ができないもっと大きな理由・・

 

それは、中国で作るほどの需要が無いって事。もっともっと手ぬぐいが欲しいってお客サンが増えれば中国製品も出てくるかなってところですが、何十年も掛かって培った経験値は他国の職人さんには巻けないと思います!!