オリジナル手ぬぐい制作 神野織物「和」日記

神野織物代表 神野哲郎のオリジナル手ぬぐいについて綴るブログ

成人式の羽織袴と手ぬぐいと風呂敷


神野哲郎
オリジナルタオル オリジナル手ぬぐいの神野織物CEO

from 神野哲郎

 

 

1月の行事といえば、お正月だけでなく「成人式」があります。

 

 

20歳になった若者が晴れて大人の仲間入りをする日ですが、昔は1月15日と決まっていたのに、法律で祝日が変わったため、毎年微妙に日程が変わりますね(笑)
ちなみに今年は12日の月曜日でした。

 

 

成人式に関しては毎年「荒れる」というニュースが報道されます。

 

 

今年も警察官を殴ったとか、パトカーに空き缶をぶつけたとかそういった話題がニュースになっていました。
たいていの場合、「お酒を飲んでの結果」というのが多いと思いますが、「お酒を飲んでもよい」ということではあるんだけども「飲んで暴れていい」ということではないので、その辺はもうちょっと事前に考えておいてもらってもいいかな?と思いますね。

 

 

成人式といえば晴れ着です。女の子の振袖は本当にキレイですね。
やっぱり和服ってええなあって思う数少ない瞬間ですね。
そして最近私が感じていることは、男の子の和服が増えていること。
これはいい傾向だと思います。

 

 

だって女性の着物に対して、男性が和服を着る機会ってほんま自分の結婚式くらいしかないかもしれませんしね。

 

 

ただ「ん?」と思ったこともあります。
それは和服の色柄がハデになっているなあということ。
男性の和服も「赤」「黄色」「青」「ピンク」など原色系のハデなものが目立つようになりました。

 

 

また女性の方もいわゆる「花魁」系の方が見えるようなものも流行にあるようです。

 

 

伝統とかフォーマルということを考えると、眉をしかめてしまう大人もいるかもしれませんが、これも時代の流れだと思います。

 

 

和服に限らず、和のモノというのはもう本当に数が限られてきました。

 

 

神野織物が扱っている商品でも手ぬぐいや風呂敷の類は、昭和初期以前に比べて相当比率が減っていると思います。

 

 

もちろん、手ぬぐい・風呂敷が減った分、タオルやハンカチ、そしてナプキンやトートバッグなどが増えてきて、そのおかげで生活が便利になっているということもあります。

 

 

「時代の流れに乗る」というのは、工業製品だけでなく、生物の生存にも同じことが言えるわけで、時代に乗れないと取り残されるか死滅するしかありません。

 

 

私もこの商売をしていて、それはいつも痛感しています。

 

 

でも手ぬぐいや風呂敷にはやっぱり「残したい」と思わせる何かがあります。
日本人的ななごみや和の精神かもしれません。

 
手ぬぐい風呂敷を残すためにも今の時代にあったスタイルを生み出し続けていく。
それが作り手の役割なんだなあと思っています。
上手いこといけば大儲けですしね(笑)

 

 

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