オリジナル手ぬぐい制作 神野織物「和」日記

神野織物代表 神野哲郎のオリジナル手ぬぐいについて綴るブログ

問屋さんによって価格が違うオリジナルタオル


今日はタオルの話

このところ電話をいただくときまず第一に
いくら位でタオル作れます?
ってご質問をよく受けます。

これはインターネットの場合「オリジナルタオル」で検索して上から順番に問い合わせて 価格を聞いておられるのだと思います。一番こういった使い方が便利なのも確かです。このおかげで大体の価格も知ることができます。

しかし!
価格だけではあなたの欲しいタオルが出来ないことがあるのです。

オリジナルで作る場合は、いろいろは作成方法の中からあなたの欲しいタオルを選んで作ることが出来るのが一番いい所。
販売用のタオルも販促用の安いタオルも作ることができます。
あなたの欲しいタオルが販売用の場合はきっちりとした厚さの手触りの良いタオルがいいでしょうし 販促用のタオルの場合は価格重視!って具合です。
まぁ一番いいのは 安くって良いの!が一番ですがそうも行かないのが現実です・・・。

ここの所を
「タオルなんてどれも同じでしょ??♪」
なんていい加減に考えて注文すると想像していたタオルじゃない
「なに これ?」
ってな具合になってしまいます。

タオルをオリジナルで作る場合の基準となるタオルの単価は
タオル生地代金+プリント工賃=オリジナルのタオルの価格
となります。

タオル生地でもランクがあり、日本製のタオルが一番高く 中国製品に比べて同じ重さのタオルでは品質もいいものです。
プリントも2種類あり染料プリント顔料プリントと言う方法があります。
染料プリントの場合は、インクを生地に染み込ませて作りますので手触りも良くタオルは綿本来の手触りになります。
コンサートなどで売っている販売用のタオルはこの仕様が多くなります。

顔料プリントの場合は 直接タオル生地にインクを載せてそのまま乾燥するだけという行程だけで作ることができ 昔ながらのスクリーン工場で作ることもできる方法です。
簡単に作ることもでき、納期も短縮できるので 安い販促用タオルによく使われるのがこの方法です。

このタオル生地とプリント方法の組み合わせによって価格は決まってくるわけですが 最後に一番大きな問題があります。

タオルの重さの問題です。

タオルは重さによって価格がそれぞれ変わっています。
この重さが触った感じの生地の厚さや持った感じのしっとり感などにつながる重要なファクターとなります。
高級ホテルのタオルとビジネスホテルのタオルの差を考えて貰えれば解りますね♪

あなたは定食屋さんでフランス料理のフルコースを注文しますか?

ここのところが解りにくいですが、実は、この重さによって触り心地・値段が変わってくるのです。

出来上がった商品を触ってみてなんか薄い感じがするとか何かガサガサした感じがする。
やわらかいんだけど一度洗ったら型崩れかひどかった等は、このタオルの重さによる仕業だと思います。

ですからオリジナルタオルを作成される時は、注文されるときも必ずタオルの重さとプリント方法それと仕様を必ず確かめてから注文する事をおすすめします。

「今持っているタオルのこの位にしたい・・・」
と具体的に解るようにしてもらえばそのタオルに近いタオルを作ることも可能です。
※弊社に送ってもらっても大丈夫です!

サンプルを送ってほしい・・・って言われることもありますが、この重さに関してはいくらでも作ることができるのでお客さんの要望のタオルを送ってもらったほうが簡単に作れます。
当然 弊社で作って頂けるのでしたらお送りいたしますが・・(笑)

このようにオリジナルでタオルを作る場合は タオルの生地とプリント方法をしっかりと設定したから作らないと後悔する事となります。

「色々調べて 一番安かったので作ったけどガサガサして・・・」なんて後悔のないように、まるで安さ自慢の定食屋さんでフランス料理をお願いするような無理なオリジナルタオルの作成はしないでください。

このあたりはオリジナルタオルの作り慣れた問屋さんにお願いするのが間違いありません。
※メーカーさんでない所が大事です この話は後日。

弊社の場合 この場合は染料プリントタオルをおすすめしますが、販促用のタオルと比べればプリントの方法が違いますので若干高くなります。
もともと安い仕様は販促用のタオルの仕様なので販売用とするのは無理なのです。このあたりをよく考えてオリジナルタオルを注文してくださいね。

手ぬぐいの場合も同じです。

初めて作るオリジナルグッズ 失敗しないためにも先にご相談下さいね。