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タオルによって吸水性は違うのです

神野哲郎
オリジナルタオル オリジナル手ぬぐいの神野織物CEO

from 神野哲郎

 

 

昨日はてぬぐいについての話でしたが、今日はタオルについてのお話です。
これから梅雨時から夏にかけて、タオルを使う機会が増えると思います。
汗もかきやすいですし、湿気も多い。
雨も降りますから、カバンの中にハンドタオルを常備するという人も少なくはないと思います。

 

 

タオルは基本的には水分を拭き取るために使われるものですが、実はタオルの種類によっては吸水性に違いが出る場合があります。

 

 

このタオルですが、一見同じように見えても色々と種類があります。

 

 

その種類によっては吸水性の違いも出たりします。
吸水性の違いはタオル生地の違いによるものなのですが、タオル生地には「パイル生地」と「シャーリング生地」があります。

 

 

「パイル生地」はタオル生地が輪っかののようにループ状なっている生地のことで、一般的なタオルはこれにあたります。
実はタオル生地は基本的にパイル生地で出来上がります。

 

 

この輪っかのおかげで、そこに水分がたまることによって吸水性を高めることが出来ます。
ただ、輪っかがある分、引っかかったりしてほつれやすいという側面もあります。タオルを使ってて、爪などに引っかかって糸が連れて伸びてしまったという経験をした人も多いと思います。

 

 

シャーリング生地」はパイル生地のわっかの部分を切り取り、まるで芝生を刈ったように糸の一本一本をきれいに揃えたものです。
そのため、見た目はビロードの生地のように とてもキレイに仕上がりますが、この輪っかが無い分 パイル生地に比べると吸水性は落ちてしまいます。
※裏面の白い部分はパイル状になっています

 

 

またタオル表面にロゴマークなどのオリジナルプリントを施す場合も
「顔料プリント」か「染料プリント」で吸水性が変わります。

 

 

「顔料プリント」はタオル生地の上に版画のようにインクを乗せていくイメージです。
そのため、プリントされた部分は全体的にインクの膜が出来たようになりますから、その部分で吸水性が劣ります。

 

 

一方で「染料プリント」は、生地の糸を一本一本色染めしていくようなイメージで加工をしていきますから、生地の表面にインクが乗っかる感じではないため、吸水性も落ちません。綿本来の吸水性のままです。

 

 

他にもジャガード織りならインクによる吸水性の低下は心配しなくても大丈夫です。

 

 

このように吸水性という側面を見ただけでも、色々な切り口があります。
これからの時期、新たにタオルを購入されるときは、この辺のことも意識しながら選んでいただくと良いかもしれません。
また、プリントタオルを作る際も、ご質問いただけば詳細にお答えいたしておりますので、気軽にお問合せくださいね。

 

 

 

海賊ブームの必須アイテム!オリジナルバンダナでプリントをする

 

今、空前の海賊ブームと言われています。

 

アニメの「ワンピース」やハリウッド映画の「パイレーツオブカリビアン」など
から火がついたと言われますが、確かにワンピース関連のグッズや話題を目にしない日は
ないですし、「パイレーツオブカリビアン」の主演男優、ジョニー・デップも相変わらず
高い人気を誇っています。

 

海賊といえば、頭に巻いたバンダナという印象がありますが、バンダナ自体が元々頭に巻く
ものとして用いられることが多く、いわば帽子代わりの役割を果たしていたようです。
他にも首に巻いたりすることもあったようです。
(そういえば西部劇でよくバンダナを首に巻いたカウボーイやガンマンが出てきますよね)

 

バンダナは、コンパス・シャンタン・キャンブリック・綿ローンなどの生地が使われていますが、
一般的にはコンパスという綿の平生地が使われることが多いです。
またサイズも53センチの正方形のものが一般的です。
これはコンパスの反物の生地の大きさによるものです。
生地幅が110センチのため2枚取れるのがきっちり53センチだった・・・ということでバンダナは
53センチが主流なのです。

 

バンダナといえばペイズリー柄が通常ですが、海賊ブームやヒップホップブームの影響もあってか、オリジナルプリントのバンダナの需要も増えてきています。

 

そうそう。バイク乗りのライダーズアイテムとしてもよくつかわれてますよね。
ハーレーダヴィッドソンなどのアメリカンバイクを乗っている人が頭に巻いてヘルメットをかぶったり、首に巻いたり、マスク代わりにしたりしているのをよく見かけます。

 

バンダナの長所はなんといっても丈夫なこと。
お気に入りのデザインでオリジナルのバンダナを作れば、かなり長い間愛着を持って使っていただけると思います。

 

神野織物のバンダナのオリジナルプリントでは、染料インクを使います。
そのため、薄い生地だと裏までインクが通りますが、厚手の生地ですと裏まで通らず、裏表がはっきりすることもあります。
しかし、100円均一で売っているような顔料プリントではなく染料プリントなので柔らかく水分の吸収も優れています。

 

また、バンダナの染料プリントの場合、タオルの染料とは異なることからタオルのようなに滲みも少なく結構シャープな表現力が可能です。
想像以上の出来栄えを期待していただいても良いと思います。

 

ただし、バンダナの欠点のひとつとして、タオルや手ぬぐいに比べて生地の大きさが小さいですから吸水性が劣るという面がありますから、ファッションアイテムとして使う方法が良いでしょう。
あと納期的な面で顔料プリントよりもお時間を頂戴することになりますので、その点はご了承ください。

飲食店のスタッフで揃えたり、ツーリングクラブで揃えていただくのもいいんじゃないでしょうか?

本染めの染料とプリントの顔料インクの話

 

今日はちょっとマニアックなインクと染料の話です。

 

あまり知られていませんが 顔料プリントの場合のインクの調合は 大体目分量で調合することが多いのです。機械が色を判断して何種類かある色を調合して ハイッ!って出てくると思っているでしょうが、そうではないのです。

紙にプリントするような印刷の場合は、インクジェットのプリントのようにパソコンが色を調合して色を出力します。紙にプリントする機械は 需要もたくさんあって技術的な進歩もあったのでしょうか非常に優れています。色濃度での設定もできたり微妙な色の変化も可能です。

 

しかし! 手ぬぐいやタオルの顔料プリントの場合は とてもアナログな職人の勘で色を調合します。これこそ職人の勘という感じで大体の色を目分量で調合して色を作るのです。

 

この色の調合は、やはり経験がなければ難しいところで自分たちも見ていてびっくりするような色を足して色を出したりします。

たとえば もう少し鮮明な黄色にしたいな・・・って時にも青を入れてみたり・・・ブラウンの色をもう少し黄色くしたいなって時にはグリーンを入れたり・・・と、全然違う色を調合して色を出していたりするのです。

不思議な調合をするもんだな~ってずっと思っていたのが、この間本染めの職人さんもこういったことをすると聞きました。

本染めの場合それこそ「経験」で色の調合をします。過去の染めた色をある程度は記録しているのですが、なかなかその通りにはいかないのも事実だそうでそう言った時は新たに染料を調合して色を作るそうです。それもハカリなどを使って染料を調合するのです。

 

こんな作業の中で 染工場が一番の問題点それは「染料が無くなる」ってことらしいです。

 

昔は全然問題なく使えていた染料が、生産中止になったりすると今まで蓄積していたDATAが全然使えなくなってしまいます。こういうことが過去何度もあったそうですが、そのたびに染料屋さんが似たような染料を持ってきて試しに染めてみる・・・こんな苦労があるそうです。

 

この安定的に供給もされないような手ぬぐいの染料では、職人の創意工夫で乗り切ります。

 

一般的な染料の調合の方法は、「色の三原色」で表現します。昔はそれこそ青と赤と黄をそれぞれの瓶に大量に作って 柄杓で目分量で色を出していたそうです。これにプラス黒の染料を入れて色の調合をします。この三原色だけでも黒を作ることはできますが わざわざ黒を入れるとどうなるか? それは色が沈みます。暗くなるということです。

こんなトコロで「色の三原色」を使っているとは知りませんでした。こんなに色々試して色を作るそうなのですが、やはり難しいのは「染料の相性」だそうです。この色とこの色を混ぜるとこうなるなってのは想像がつくそうなのですが この相性によってうまく染まらなかったりするようです。この辺りはそれこそ 職人の経験によって初めて判るそうです。

うん、やっぱり難しいですね・・・。

問屋さんによって価格が違うオリジナルタオル

今日はタオルの話

このところ電話をいただくときまず第一に
いくら位でタオル作れます?
ってご質問をよく受けます。

これはインターネットの場合「オリジナルタオル」で検索して上から順番に問い合わせて 価格を聞いておられるのだと思います。一番こういった使い方が便利なのも確かです。このおかげで大体の価格も知ることができます。

しかし!
価格だけではあなたの欲しいタオルが出来ないことがあるのです。

オリジナルで作る場合は、いろいろは作成方法の中からあなたの欲しいタオルを選んで作ることが出来るのが一番いい所。
販売用のタオルも販促用の安いタオルも作ることができます。
あなたの欲しいタオルが販売用の場合はきっちりとした厚さの手触りの良いタオルがいいでしょうし 販促用のタオルの場合は価格重視!って具合です。
まぁ一番いいのは 安くって良いの!が一番ですがそうも行かないのが現実です・・・。

ここの所を
「タオルなんてどれも同じでしょ??♪」
なんていい加減に考えて注文すると想像していたタオルじゃない
「なに これ?」
ってな具合になってしまいます。

タオルをオリジナルで作る場合の基準となるタオルの単価は
タオル生地代金+プリント工賃=オリジナルのタオルの価格
となります。

タオル生地でもランクがあり、日本製のタオルが一番高く 中国製品に比べて同じ重さのタオルでは品質もいいものです。
プリントも2種類あり染料プリント顔料プリントと言う方法があります。
染料プリントの場合は、インクを生地に染み込ませて作りますので手触りも良くタオルは綿本来の手触りになります。
コンサートなどで売っている販売用のタオルはこの仕様が多くなります。

顔料プリントの場合は 直接タオル生地にインクを載せてそのまま乾燥するだけという行程だけで作ることができ 昔ながらのスクリーン工場で作ることもできる方法です。
簡単に作ることもでき、納期も短縮できるので 安い販促用タオルによく使われるのがこの方法です。

このタオル生地とプリント方法の組み合わせによって価格は決まってくるわけですが 最後に一番大きな問題があります。

タオルの重さの問題です。

タオルは重さによって価格がそれぞれ変わっています。
この重さが触った感じの生地の厚さや持った感じのしっとり感などにつながる重要なファクターとなります。
高級ホテルのタオルとビジネスホテルのタオルの差を考えて貰えれば解りますね♪

あなたは定食屋さんでフランス料理のフルコースを注文しますか?

ここのところが解りにくいですが、実は、この重さによって触り心地・値段が変わってくるのです。

出来上がった商品を触ってみてなんか薄い感じがするとか何かガサガサした感じがする。
やわらかいんだけど一度洗ったら型崩れかひどかった等は、このタオルの重さによる仕業だと思います。

ですからオリジナルタオルを作成される時は、注文されるときも必ずタオルの重さとプリント方法それと仕様を必ず確かめてから注文する事をおすすめします。

「今持っているタオルのこの位にしたい・・・」
と具体的に解るようにしてもらえばそのタオルに近いタオルを作ることも可能です。
※弊社に送ってもらっても大丈夫です!

サンプルを送ってほしい・・・って言われることもありますが、この重さに関してはいくらでも作ることができるのでお客さんの要望のタオルを送ってもらったほうが簡単に作れます。
当然 弊社で作って頂けるのでしたらお送りいたしますが・・(笑)

このようにオリジナルでタオルを作る場合は タオルの生地とプリント方法をしっかりと設定したから作らないと後悔する事となります。

「色々調べて 一番安かったので作ったけどガサガサして・・・」なんて後悔のないように、まるで安さ自慢の定食屋さんでフランス料理をお願いするような無理なオリジナルタオルの作成はしないでください。

このあたりはオリジナルタオルの作り慣れた問屋さんにお願いするのが間違いありません。
※メーカーさんでない所が大事です この話は後日。

弊社の場合 この場合は染料プリントタオルをおすすめしますが、販促用のタオルと比べればプリントの方法が違いますので若干高くなります。
もともと安い仕様は販促用のタオルの仕様なので販売用とするのは無理なのです。このあたりをよく考えてオリジナルタオルを注文してくださいね。

手ぬぐいの場合も同じです。

初めて作るオリジナルグッズ 失敗しないためにも先にご相談下さいね。