オリジナル手ぬぐい制作 神野織物「和」日記

神野織物代表 神野哲郎のオリジナル手ぬぐいについて綴るブログ

「出来ない」と「やらない」


from 吹田の事務所から

私の前職は セーター屋さんの営業でした。

私の任されていた仕事は、百貨店さんセールスをして うちの商品を展開してもらう(置いてもらう)仕事。
店頭に並べてもらうお仕事です。

一般的に言う ルートセールスです。

後は販売員が商品を売って利益を上げる。そしてフォローをする・・・その繰り返し 春物から始まって冬物まで 百貨店の仕入れ担当と話をして 商品を入れてもらいます。


これが毎年毎年繰り返されるのです。

そんな中で、年齢も重ねてくると百貨店へのルートセールスだけでなく 色々と仕事が増えてきます。

私も、歳も取っていきますのでマーチャンダイザーという仕事を与えられ 商品の数量の管理や全国の在庫の管理商品の企画に頭を突っ込むようになりました。

でも・・・
マーチャンダイザーって響きはカッコイイのですが、やってる事と言ったら企画と営業との間に入って調整をするという泥臭~~い仕事なのです。

 

これが結構 面倒で、黙って聞いてくれるのならまだマシで 特に歳をとった営業ともなると全然話を聞いてくれないのです。

 

企画の説明を聞いて 「完璧やん このデザイン ヨッシャ!これやな」って 思って 営業に会議で説明しても


「そんなの売れるんかいな?」
「これは 販売員の女の子が売れないっていうてたで~~」
「そんな奇抜なんムリムリ」

 

と、全然了解してもらえないのです・・

 

そうしているうちに時間ばかり過ぎちゃいます。
結局、新しいアイデアの企画が通らず 無難なデザインばっかりが出来上がり 面白くない展示会ってことがよく有りました 。

こうなると百貨店の仕入れ担当も「あんまり変わり映えしないね~」となり、注文も少なく・・・
悪循環ですね。

 

人間 誰も同じことをするのが安心できるのだと思います。

 

「老舗手ぬぐい問屋のV字回復術」
でも紹介していますが、新しいことをやろうと思うとやっぱりチャチャが入ります。
http://tinyurl.com/mjwp4ee

でも 実際は他人や他社と同じことをしていても同じ結果にしかなりません。
全然 思い通りにならず成果が上がらないってことになりかねません。

 

だから、自分がいいと思ったことは・・・
自分の信じたことは自分がやり遂げる・・・

 

ええかっこかもしれませんが 覚悟を持ってやり遂げることが大事    
やはりこれが一番大切だと思います。

 

そして実行すること これが大事だと思うのです。
そうすることで 他社と違う結果がでる。
ここからがスタートだと思います。