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武士道と剣道手ぬぐい

from 神野哲郎

神野哲郎
オリジナルタオル オリジナル手ぬぐいの神野織物CEO

 

 
先日テレビを見ていたときにこんなクイズが出ていました。

 

 
「剣道で一本を取ったあとに、それが取り消しになる行為があります。 それはなんでしょうか?」

 

 
答えは「ガッツポーズをしたとき」なんだそうです。

 

 
剣道ではそうした行為は敗者を侮辱することにあたるため、武士道に反するということから、ルールとして定められているそうです。

 

 
今の世の中、剣道は武道というよりもスポーツと捉える人も多いと思います。世界選手権での海外のナショナルチームの試合を見ても感じますね・・。

 

 
学校の部活は運動部ですから特にそうです。
決して「武士道を学ぶ場」ということではないのかも知れません。

 

 
それでも日本人が大切にしてきた「道」という思想が残されていることは少し嬉しい気がします。

 

 
実は、神野織物は剣道とは縁が深い会社です。
大阪府剣道連盟の賛助会員となっており、剣道連盟が主催する剣道大会には協賛企業として参加をしています。

 

 
その会場でお見せしているのが面手ぬぐいです。
この手ぬぐいにオリジナルデザインを施すという人が増えています。

 

 
道場や部単位でオリジナル剣道手ぬぐいとしてオーダーをお受けするのですが、そこには学校名であったり、自分を鼓舞したり、冷静になったりするための言葉が書かれています。

 

 
使われる言葉は、対戦相手に対してではなく自分自身に対しての言葉が多いようです。

 

 
よく「克己心」とか「無心」という言葉が使われます。
「不動心」というのも私個人としては好きなタイプです。

 

 
あと四字熟語もありますね。「交剣知愛」とか「明鏡止水」とか。
いかにも剣士らしいなあと思います。

 

 
私が好きなのが「堅忍不抜」と言う言葉。

 

 
以前にも話題にしたことがありましたが、元々意味を知らなかったので調べてみたら、

 

 

辛いことやどんなことがあっても決して心が動かさないこと。
という言葉なのだそうです。

 

 
なんか理想的な精神状態だと思いませんか?
特にリーダーやトップアスリートにとっては一番欲しい状況です。

 

 
言われてみれば、トップアスリートや企業のリーダーなんかはよくこれに似た言葉を口にしています。
その道のエキスパートの領域になると、やはりこの精神に辿り着くのかもしれません。
やもすると、楽しいことだけをすればいいみたいな風潮がありますが、その一方で堅忍不抜の精神で頑張っている人もいます。

 

 
生活の欧米化やIT化が進むにつれてこうした古い価値観がだんだん失われていきます。
他人はどうでも良くって自分さえよければ・・って気持ちが優先しているように思います。
これ欧米化っていうんですか?

 

 
なんか嫌な感じです・・。

 

 
日本人としては、この「道」を通じ、相手を思いやれる気持ちを大切にしたいと思います。
でも、こんなこと言ってると よその国に舐められるんかな・・。

 

 
PS ご希望の面手ぬぐい作りの相談は無料です(笑)
お気軽に聞いてみてください。
同じ担当者が最後までお付き合いいたします!
フリーダイヤル 0120-941-011

 

 

面タオルと剣道 インターハイ

神野哲郎
オリジナルタオル オリジナル手ぬぐいの神野織物CEO

from 神野哲郎

 

 

この時期、高校生スポーツというとどうしても野球・甲子園が話題になりがちですが、ほぼ同時期にインターハイ(高校総体)も開催されています。

 

 

こちらは高校野球とは違い、毎年会場が変わっていきます。
2014年の今年は南関東大会ということで、東京都、千葉県、神奈川県、山梨県の1都3県で開催をされました。

 

 

人数的に言うと当たり前のことですが、甲子園よりはこちらの方が競技数も参加人数も多いので もっと注目されてもいいとは思うのですが、今ひとつ話題にならないのがさびしいとこですね。

 

 

インターハイには様々な競技があるわけなんですが、私が個人的にどうしても注目してしまうのが「剣道」なんです。

 

 

私事ですが今年剣道日本という雑誌の3月号に特集をしていただいたこともあるのと、剣道をされている方が弊社をご利用いただくことが多いので、やはり気になります。

 

 

みなさんもご存じの通り、剣道では頭に手ぬぐいを巻いてから面をかぶります。
あの手ぬぐいのことを「面タオル」や「剣道手ぬぐい」「面した」「面手ぬぐい」と呼ぶのですが、この手ぬぐいをオリジナルで染めるという人が増えています。

 

 

道場や学校の名前を注染するのはもちろんのこと、道場や部が大切にしている言葉や選手個人
を奮い立たせたり落ち着かせたりする言葉も注染したりします。

 

 

例えば「平常心」とか「勇猛心」とか。
その他にも剣道でよくつかわれている言葉としては、「一意専心」「一心不乱」「威風堂々」
「剣心一如」「疾風迅雷」などがあります。
言葉の意味に興味のある人は、一度辞書で調べてみえくださいね。

 

 

よく依頼頂くのが、以前作った面タオルと同じように作って欲しい・・・というものです。
何代も前の先生に書いていただき 伝統として使っている手ぬぐいです。色も字体も同じように作ります。

 

 

剣道は紛れもなくメンタルスポーツです。
試合前の精神状態が結果に大きく左右していきます。
選手は面をつける前に、この手ぬぐいの文字を読み、時には心を静かにし、時には闘志を燃やしそれらを内に秘め、試合に臨みます。

 

 

そういうことを知らずにいると「たかが手ぬぐい」かも知れません。
でも、私たちが作ったオリジナルプリントの手ぬぐいが、その人の心に大きく影響を与えているということは、私たち作り手にとっても大きな誇りになっています。

 

 

なかなかテレビなどで剣道の試合を見る機会はないのですが、もし見ることが出来たら、この面タオルにも注目してみてください。
そして試合前に選手がその手ぬぐいをじっと見つめている姿が見られたとしたら、その面タオルにはきっと何か大切な言葉が書かれていることと思います。

 

 

 

剣道の面タオル・面手ぬぐい・面したに手ぬぐいが使われる理由

 

剣道に限らず日本の武道には、手ぬぐいがよく使われます。これはタオルが入ってきてまだ数十年しか経っていない・・そういうことからだと思います。

 

しかし、手ぬぐいのすぐ乾く能力は優れていて タオルでは乾くのに半日かかる所、数時間或いは数十分で乾いてしまいます。

これが気に入られて 剣道ではゴワゴワしないそしてすぐ乾くというので頭に付けてから面を付ます。それも本染めが主流になっています。

 

プリントの手ぬぐいでは水分の吸収力が悪く試合中におでこから汗がツツーっと流れてくるようなことがあります。

こうなったら最悪なので本染めの柔らかく汗の吸収に優れている点が認められているのだと思います。

 

それにもっと大事なことがあります。

 

それは師匠(先生)に書いて頂いた文言をこの手ぬぐいに染め抜きます。

試合前、防具を整えて身に付けるとき、この面タオルに書いてある文言を考え気を静めます。そして頭に巻いて面をつける。こういった大事な意味もあって先生に書いて頂いた文字を染め抜くのです。

 

小さな子供はつよい憧れの先輩と一緒の手ぬぐいを身に付けているというのが、自信につながり団体戦ではこの手ぬぐいの色によって自分の所属する団体が解りやすいというそういった利点もあります。

 

この面手ぬぐいですが、呼ばれ方も色々です。

「面手ぬぐい」「面タオル」「面した」・・・以前面したって言ってましたら先生から靴下と同じ意味だから頭に巻く手ぬぐいをそんな言い方をしてはいけません。と教わりました。

 

ごもっともです。以後 面したとは言っていません。