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狩猟民族と農耕民族

神野哲郎
オリジナルタオル オリジナル手ぬぐいの神野織物CEO

 

from 神野哲郎

 

 

日本には四季の移り変わりというものがあります。
春夏秋冬、それぞれに違う顔を見せる、それが日本の気候であり日本人の生活ということになります。

 

 

日本の四季の移り変わりは、手ぬぐいの柄にも描かれています。
桜、梅、ひまわり、スイカ、紅葉、雪の結晶などなど、その時期その時期に見られるものが、日ごろ自分たちが使うものの中にもちゃんと顔を出しているんですね。

 

 

よくも悪くも日本人はこの「四季の移り変わり」と共に生きてきました。
春には春の生活、夏には夏の生活、秋には秋の生活、冬には冬の生活。

 

 

「どんなに抗いても、四季は移り変わる」

 

 

日本人はそれを知っています。
だから台風が来たり、大雨が続いたり、大雪が降ったり、日照りが続いたりしても自然のなすことなので、受け入れていこうとします。

 

 

以前、平本あきおさんの本で「成功するのに目標はいらない(こう書房)」にこれに似たことが書かれていました。

 

 

その本の中では「狩猟民族」と「農耕民族」の違いという形の話が書いてあって、狩猟民族は、村や家族のために獲物を狩りに行くわけですが、獲物にありつけないと全員が飢え死にしてしまうわけなんですね。
だから「確実に」獲物をゲットしなければいけない。そのために目標をちゃんと設定して、役割分担や戦略を作って狩りに出かけるわけです。

 

 

一方農耕民族はというと、いくら目標設定して「今年の秋には米を何トン作るぞ!」と決めたところで、自然の影響で不作になることもあります。
それを知っているから、農耕民族は「そのときそのときに出来ること」を大切にしていきます。

 

 

この本では狩猟民族を「目標型」、農耕民族を「価値観型」と呼んでいます。

 

 

またどちらかというと、欧米人には目標型が多く、日本人には価値観型が多いとも書かれていました。
そのため、日本人には欧米型の「目標設定して前に進む」スタイルは合わない人がいてそれよりも「今やっていることに充実感を持つ」方が性に合っているということでした。

 

 

これを読んだとき「なるほどなー」と思いました。私自身は「目標設定」が 当たり前のところはありますが、それでも「今一生懸命か」「今楽しんでいるのか」という方がしっくりくるときもあるし、スタッフの中にもそういう人が結構いるように思います。

 

 

もし自分が仕事のノルマとかいろんな目標にプレッシャーを感じているのなら、一度この「価値観型」というのを意識すれば、少し見え方が変わるかもしれませんね。