オリジナル手ぬぐい制作 神野織物「和」日記

神野織物代表 神野哲郎のオリジナル手ぬぐいについて綴るブログ

伝統柄の手ぬぐい 本染め(注染)


神野哲郎
オリジナルタオル オリジナル手ぬぐいの神野織物CEO

from 神野哲郎
吹田1Fの事務所より

 

 

神野織物では、この春「オリジナルデザインの本染め手ぬぐい」を販売することにしたのです!

 

 

神野織物独自のデザインの手ぬぐいで、日本の昔から伝わる伝統柄と言われるデザインで、それも日本に昔から手ぬぐいを作るときに使われている技法の注染(本染め)で作っています。

 

 

一般的に販売されている手ぬぐいというと、巷ではプリントの手ぬぐいが多いです。
ぱっと見た所は、多色でプリントしているものも多く綺麗で豪華な雰囲気があります。

 

 

今回紹介する神野織物オリジナルの手ぬぐいは、江戸時代から伝わる技法である「本染め(注染)」で作っています。

 

 

プリントの手ぬぐいと較べるとデザインの出方がハッキリしたものではなくボヤッとした感じに仕上がるのが特徴で、なんとも落ち着いた「和み」の雰囲気が出ています。

 

 

手触りもプリントの物と較べると柔らかく、使えば使い込むほど柔らかくシットリとした風合いになるのが良いところです。

 

 

プリントで作られた手ぬぐいは生地の表面に顔料インクを載せて柄を出していますので インクの付いている所は水分の吸収が悪くなるのが弱点です。そして、プリントで作るとインクは表面だけなので裏面は白く裏まで通っていません。

 

 

その点 本染めの手ぬぐいは染料を裏まで通して染めていますので裏表がなく出来上がります。
糸を染めながら柄を表現しているので、柄の出方もパキパキっとしたものではなくジワッとした感じ・・・ボヤッとした和みの雰囲気となります。

 

 

この日本の伝統「注染」と言う技法は、日本にしか無いもので海外にはありません。作り方もプリントと較べるとっても手間のかかる方法ですが、出来上がりの風合いや色の出方、柄の出方をみるとプリントにはない温かみがあるのが特徴です。

 

 

こんなに良い本染め(注染)の手ぬぐいですが、工場そのものがどんどん無くなっていってるのが現状。そこで働く職人も高齢化が進んでいるのでいつまでこの伝統が受け継がれるのか心配になるほどです。

 

 

で、このままじゃアカンで~~って事で昔ながらのデザインで伝統的な技法を使って作りましょ♪となりました。
柄は全部で25柄 それぞれ何色か作っていますので相当なアイテムが出来上がっています。

 

 

今まで お客様のオリジナルの手ぬぐいばっかりを作っていた神野織物は、お客様の要望・・どんな色 どんなデザインが良いって言うご依頼を蓄積してきました。

 

 

今度は、お客さんのご要望を形にして神野織物デザインの手ぬぐいを提供いたします。

 

 

もうチョットで、お目見えとなります。
もうしばらくお待ち下さい。

 

 

PS 神野織物では、海外では使用禁止となっているアゾ染料は一切使わない手ぬぐいを作りました。安心してご利用ください